一度中絶すると不妊になる?術後の注意点も解説

Column

「一度でも中絶すると、不妊につながるのではないか?」と不安を感じる方は少なくありません。しかし、過度な心配は不要です。

この記事では中絶が将来に与える影響の有無や術後の注意点などを解説します。

厚生労働省の「令和6(2024)年度衛生行政報告例」によると、20〜24歳の層ではおよそ100人に1人が中絶を経験しています。中絶は決してあなた一人だけの悩みではありません。何より、中絶手術はあなたのこれからの人生と身体を守るための、正当な選択肢です。

まずは心を落ち着けて、正しい知識を一緒に確認していきましょう。

※参考:令和6(2024)年度衛生行政報告例の概況 母体保護関係|厚生労働省

 目次

    「一度の中絶」が将来の妊娠に
    与える可能性は?

    一度の中絶が将来の妊娠に与える可能性は?

    中絶手術において「将来、子供が産めなくなるのでは」と不安を抱く方もいます。かつて医療設備が不十分だった古い時代の中絶手術が、不妊のイメージに結びついているのかもしれません。

    しかし、適切な技術を持つ母体保護法指定医が手術を行っている医療機関で受ければ、一度の中絶で将来の妊娠率が下がる可能性は非常に低いです。

    当クリニックではWHOも推奨する「吸引法(MVA)」を採用しており、子宮内膜を傷つけるリスクが格段に低く、身体へのダメージを大きく抑えられます。そのため、中絶手術が将来の妊娠に影響を与えることはほとんどありません。

    しかし「短期間での手術の繰り返し」には注意が必要です。何度も処置を繰り返すと子宮内膜に負担が蓄積し、将来の妊娠に影響するリスクが生じます。大切な身体を守るため、妊娠を望まない場合には避妊を徹底しましょう。

    一度の中絶で起こり得る「まれな合併症」

    中絶手術を受けたことが原因で重篤な病気にかかりやすくなるということはないといわれています。

    術後、一時的に身体や心に変化が起こることはありますが、その多くは軽度で一過性のものです。ただし、医療行為である以上、感染症や合併症のリスクは否定できません。

    また、術後の病気が将来の妊娠に影響を与えてしまう可能性もあります。

    万が一の合併症を防ぎ、あなたの健康を守るために知っておいていただきたい「まれなリスク」とその予防策について正直にお伝えします。

    参考:MSDマニュアルプロフェッショナル版 人工妊娠中絶

    精神的な不安定感

    術後、ふとした瞬間に涙が出たり、ひどく落ち込んだり、眠れなくなったりすることがあります。これは「中絶後遺症候群(PAS)」と呼ばれる心の反応です。

    原因の1つは、妊娠によって急激に変化したホルモンバランスの乱れです。決してあなたの心が弱いからでも、自分を責めるべき理由があるからでもありません。

    どうかお一人で抱え込まないでください。当クリニックでは、あなたに寄り添い、少しでも負担を軽くできるようサポート体制を整えています。

    子宮内膜炎

    術後のまれな合併症の1つに、子宮内に細菌が入り込んで炎症を起こす「子宮内膜炎」があります。

    これを防ぐために、処方された抗生物質を必ず最後まで飲み切ってください。痛みや出血が治まったからといって途中で服用をやめてしまうと、細菌が残ってしまうリスクがあります。

    また、術後の検診を受けていただくことで、炎症の兆候がないかを医師がしっかりと確認します。正しく薬を服用し、検診を受けていただければ、過度に心配する必要はありません。

    アッシャーマン症候群

    「アッシャーマン症候群」とは、手術によって傷ついた子宮の内側が癒着(くっついてしまうこと)する疾患です。放置すると不妊の原因にもなりかねません。

    しかし、「吸引法(MVA/EVA)」で中絶手術した場合、この合併症のリスクは非常に低いのでご安心ください。

    身体に負担の少ない方法を選ぶことが、将来の安心への一番の近道です。

    過去の中絶経験は、
    パートナーや医師にバレる?

    過去の中絶経験は、パートナーや医師にバレる?

    適切な処置を受け、日常生活に戻った後に中絶の経験が他人にバレる心配はほとんどありません。その理由を解説します。

    エコー検査や婦人科検診で痕跡は見つかる?

    中絶手術は腟経由で行われるため、お腹に傷跡が残ることは一切ありません。また、子宮の回復力は非常に高く、手術から数ヵ月が経ち、生理が順調に再開していれば、ベテランの医師であってもエコー画像や内診だけで「過去に中絶をしたかどうか」を判別することは困難です。

    子宮は妊娠前の元の状態に戻ります。過去の経験が原因でその後の婦人科検診をためらう必要はありませんので、安心してご自身の健康管理を続けてくださいね。

    保険証やマイナンバーの履歴でわかる?

    保険証やマイナンバーでバレる心配はありません。中絶手術は、基本的に保険が適用されない「自費診療(自由診療)」だからです。

    保険証を提示しても、保険組合を通じた支払いが発生しないため、保険診療の履歴が記載される「医療費のお知らせ」に中絶の記録が載ることはありません。

    親御さんの扶養に入っている方でも、マイナンバーカードや保険証から過去の履歴が家族に知られることはありません。

    ただし、未成年の場合は保護者の同意が必要な点にはご注意ください。

    パートナーに気づかれる?

    身体的な特徴、例えば「性器の形状が変わる」「セックスの感触でわかる」などの理由でパートナーに手術が気づかれることはまずありません。

    もし、パートナーに違和感を持たれるとすれば、それは身体の変化ではなく「心の変化」が原因であることがほとんどです。

    • ・術後のデリケートな時期に性交渉を控んでしまう
    • ・精神的に不安定になり、ふさぎ込んでしまう

    こうした様子の変化からパートナーが異変を感じ取ることはあります。当クリニックでは身体の処置だけでなく、カウンセリング等を通じて心の整理もお手伝いしています。一人で抱え込まず、プロのサポートを活用することで、あなたらしい日常を早く取り戻せるようお手伝いいたします。

    望まない妊娠を
    繰り返さないために

    望まない妊娠を繰り返さないために

    中絶手術を終えた後は、自身の身体を守るために非常に大切な時期です。

    意外に知られていないのですが、中絶手術のあと、次の生理が来る前(術後約2週間)にはすでに排卵が再開する可能性があります。つまり、最初の生理を待たずに、性交渉を行えばすぐに妊娠してしまうリスクがあるのです。

    同じ悲しみや負担を繰り返さないためにも、中絶手術後は避妊を徹底しましょう。心斎橋駅前婦人科クリニックでは、あなたに合った「前向きな避妊」の選択肢をご提案しています。

    避妊方法 特徴 避妊率
    ミレーナ 5年間手間なし高効果 99.5%
    低用量ピル 生理トラブルも改善 99.7%
    コンドーム 性感染症も予防可能 98.0%

    ミレーナ

    特徴 5年間手間なし高効果
    避妊率 99.5%

    低用量ピル

    特徴 生理トラブルも改善
    避妊率 99.7%

    コンドーム

    特徴 性感染症も予防可能
    避妊率 98.0%

    ミレーナ・低用量ピルなど避妊率99%以上が期待できます。ほかに、避妊インプラントも効果的です。くわしくは以下のページを参考にしてください。

    心斎橋駅前婦人科クリニックのピル処方

    心斎橋駅前婦人科クリニックのミレーナ

    心斎橋駅前婦人科クリニックの避妊インプラント

    ※参考:Mechanisms of action and effectiveness of contraceptive methods(2024年)|WHO

    中絶手術・避妊の相談は
    心斎橋駅前婦人科クリニックへ

    中絶は、あなたの人生と未来を守るための前向きな選択肢です。

    心斎橋駅前婦人科クリニックでは、プライバシーと心のケアを第一に考えた環境を整えています。

    当クリニックの特徴

    • ・個室待合室を用意し、プライバシーに配慮
    • 痛みを抑える静脈麻酔
    • ・WHO推奨の「吸引法」で日帰りも可能
    • 心斎橋直結で、通いやすい

    手術後の避妊相談やメンタルケアまで、私たちはあなたの「これから」に寄り添い続けます。不安なことがあれば、いつでも安心してお話しください。

    当クリニックの中絶費用

    人工妊娠中絶手術 即日手術は前日までに御予約ください。

    ~11週6日 78,000円~
    ※10万円分の給付金制度利用可能
    • ※別途手術前の診察・検査は11,000円(税込)頂戴いたします。
    • ※即日手術の場合、即日手術料金が必要となります。

    中絶にかかるその他の費用

    麻酔料 無料
    術後薬 無料
    術後検診 無料
    埋葬費 無料※1
    • ※1 専門委託業者に依頼して”火葬”を行います
    • ※中絶手術の金額は妊娠週数の大きさ等で変動します。
    • ※当院は「MVA」による中絶手術にも対応しております。ご相談ください。MVAについてくわしく見る

    お急ぎの方はお電話ください

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    9:30~18:30

    よくある質問(FAQ)

    中絶を一度すると「流産しやすくなる」というのは本当ですか?
    A.医学的な根拠のない迷信です。適切に行われた手術であれば、その後の妊娠で流産率が上がることはありません。
    次の妊娠(妊活)は、いつから再開していいですか?
    A.一般的には生理を2〜3回ほど見送り、周期が安定してからを推奨しています。手術直後は子宮内膜が薄くなっていますが、数回生理が来ることで内膜が十分に厚く回復し、受精卵が着床しやすい環境が整います。焦らずに心身の状態を整え、術後検診の結果を医師と確認したうえで計画を立てるのが最も安心です。
    中絶経験のある人の割合はいくらですか?
    A.厚生労働省の統計(令和6年度)によると、国内の妊娠のうち約5.5%で中絶が選択されています。特に20〜24歳の層ではおよそ100人に1人が経験している計算です。この数字からも分かる通り、中絶は決してあなただけの悩みではありません。多くの女性が直面し、自身の人生を守るために選んでいる、一般的な医療選択のひとつといえます。