ピルの種類と効果・副作用

Pills

心斎橋駅前婦人科クリニックでは
土日祝もピルの処方が可能です

心斎橋駅前婦人科クリニックでは土日祝もピルの処方が可能です

低用量ピルは毎日服用することで、高い避妊効果が期待できます。さらに低用量ピルには、生理痛を和らげる・生理不順を整える・落ち込みなどのPMS(月経前症候群)症状を緩和するなど、女性ならではのつらい症状の改善にも効果的です。全ての女性が「ピルを服用するべき」ということではありませんが、女性の身体の不調やトラブルなどを解決してくれる、強い味方です。

まずは、ピルの種類・効果など、ピルの正しい知識を持つようにしましょう。(当クリニックの看護師がお手伝いできますので、お気軽にお申し出ください。)

※院外処方の場合は、近隣の薬局にてお薬をお受取りいただきます。院外処方の患者様には、受付でお近くの薬局をご案内しておりますので、ご安心ください。

アフターピル・低用量ピル・
ミニピルの3種類

一般的に"ピル"と呼ばれているものには「アフターピル」「低用量ピル」の2種類があり、それぞれ効果や使用する場面がまったく異なります。また、低用量ピルと似ているものの、成分が異なる「ミニピル」もあるため、目的や使用場面によって使い分ける必要があります。

アフターピル(緊急避妊薬)
黄体ホルモン関連薬

「緊急避妊薬」と呼ばれるのがアフターピルです。避妊に失敗した際に用いられます。「低用量ピルの服用を忘れた」「コンドームが破れた」など、妊娠の可能性がある性交渉の後に使用します。アフターピルには、排卵・着床を阻害する作用があり、避妊失敗の性交渉から24時間以内、遅くとも72時間以内の内服で、妊娠を高確率で防ぐ作用があります。

低用量ピル
エストロゲン及び黄体ホルモン

「経口避妊薬」と呼ばれ、毎日の服用で高い避妊効果を発揮するのが低用量ピルです。低用量ピルは避妊効果・生理痛の軽減・PMS(生理前の心や身体の不調)の緩和・月経移動(生理日をずらす)・月経量の減少などにも効果が見込まれます。低用量ピルを毎日内服することで、これらの女性特有の身体や心の不調を軽減させる効果が期待できます。

ミニピル

ミニピルは、低用量ピルと同様の作用を持つ「経口避妊薬」です。女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)を含まず、プロゲステロン(黄体ホルモン)のみを有効成分とした単独ホルモン剤のことを指します。エストロゲンを含まないことから、血栓症のリスクがほとんどなく、体質や年齢、生活習慣等で低用量ピルが飲めなかった方も安心して内服が可能です。

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アフターピル(緊急避妊薬)とは

アフターピル(緊急避妊薬)とは

アフターピルは妊娠を防ぐ効果が見込まれる緊急避妊薬です。そのため、避妊に失敗したと思われる性交渉の後に服用します。普段から避妊に注意していても、低用量ピルの飲み忘れやコンドームの破損などが起こることも。そういった場合に、アフターピルを内服することで、妊娠のリスクを高確率で防ぐことができます。

代表的なアフターピル「レボノルゲストレル」の避妊効果は、妊娠する可能性のある性交渉より、24時間以内の服用で95%、72時間以内で85%とされています。高い避妊確率ですが、性交渉から時間が経つほど、避妊の成功確率が下がるというデメリットがあります。そのため、避妊に失敗したことがわかったら、早めに医療機関を受診し、処方薬を内服することが大切です。

アフターピルの副作用

副作用 吐き気・頭痛・嘔吐

これらの副作用の症状は一時的なものです。副作用が心配な場合は、吐き気止めを一緒に処方してもらうと良いでしょう。また、アフターピルを服用してから2時間以内に嘔吐してしまった場合は、アフターピルの服用が再度必要になる可能性があります。その場合は、再受診が必要となります。

アフターピルの費用

レボノルゲストレル
※性交渉から3日以内有効
10,000円(税込)
エラ
※性交渉から5日以内有効
13,000円(税込)

アフターピルは保険が適用されません。そのため、全額自己負担となります。

アフターピルの飲み方

アフターピル服用のタイミングは、妊娠する可能性のある性交渉から、遅くとも72時間以内(3日以内)となります。性交渉後、なるべく早くアフターピルを服用することで効果を高めます。

避妊失敗に気がついたら、早めに医療機関を受診してください。

低用量ピル(経口避妊薬)とは

低用量ピル(経口避妊薬)とは

低用量ピルは、下記のような効果が期待できるお薬です。

避妊・生理痛の軽減・PMSの緩和・生理不順の改善・月経量の減少・月経移動(生理日の移動)・ニキビや肌荒れの改善・排卵痛の改善・子宮内膜症の改善(その他、卵巣がんの予防・子宮体がんの予防効果もあるとされています。)

低用量ピルは避妊効果だけでなく、女性特有の身体や心の症状の緩和にも効果が期待できます。また、低用量ピルの服用を中止すると、排卵が回復するため、将来妊娠を希望するけれど、今は避妊をしたいといった方にも安心して内服いただくことが可能です。

低用量ピルの副作用

副作用 吐き気・頭痛・だるさ・不正出血・乳房の張り

これらの症状は、服用開始後の一時的なもので、基本的には低用量ピルの服用を継続することで緩和されます。ただし、稀に副作用として、肝臓の機能障害や血栓症などが起こる可能性があります。血栓症の主な症状は、手足の痺れ・むくみ・腫れ・赤み・痛み・激しい頭痛・胸の痛みなどが挙げられ、個人差はあるものの、これらの症状が見られる場合には、できるだけ早く医療機関を受診してください。

低用量ピルの費用

トリキュラー28 2,310円(税込)
マーベロン28 2,310円(税込)
ラベルフィーユ28 2,200円(税込)
ファボワール28 2,200円(税込)

心斎橋駅前婦人科クリニックでは、低用量ピルの種類を複数取り扱っております。患者さんとご相談の上で処方薬を決めさせていただきます。

低用量ピルの飲み方

低用量ピルの服用方法は、1日1回1錠です。服用の時間は特に決まりはありませんが、就寝前に服用するなどのルールを定めておくと、飲み忘れの防止につながります。

ミニピルとは

ミニピルとは

ミニピルとは、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)を含まず、プロゲステロン(黄体ホルモン)のみの単独ホルモン剤です。通称をPOP(ポップ/Progestogen-Only Pill)といいます。

ミニピルは、海外で非常に広く使用されていますが、日本ではあまり普及しておらず、未認可の薬剤です。そのため、保険適用外の自費診療でのみ処方されています。日本では未認可ですが、その有用性が注目されており、今後広まっていくと予想される薬剤です。

ミニピルには、卵胞ホルモンのエストロゲンが含まれていないため、血栓症のリスクがほとんどありません。そのため、これまで低用量ピルが適用にならなかった方も、安心して内服できます。例えば、喫煙習慣のある方や35歳以上の方、BMIが高い方などです。

しかし、一方で、毎日同じ時間に服用しなければならず、飲み始めに多くの方が不正出血の副作用を経験するなど、デメリットもあります。

ミニピルの副作用

副作用 不正出血・乳房の痛み・頭痛・気分不良・吐き気 など

ミニピルの副作用は比較的起こりにくいとされています。しかし、服用スタート時期は、上記のような副作用が起こることがあり、特に不正出血は多く報告されている症状です。これらの副作用は、飲み続けることで徐々に慣れていきますので、ご安心ください。

ミニピルの費用

セラゼッタ 2,600円(税込)

ミニピルの飲み方

ミニピルは、毎日1日1回1錠を内服する薬剤です。時間に決まりはありませんが、食前、食後に関係なく、毎日同じ時間(一定の時間)に飲むことで避妊効果が得られます。生理初日から飲み始めた場合は、追加で行う避妊は必要ありません。生理の2日~5日以降に飲み始めた場合は、1週間に渡って別の避妊方法を併用しましょう。

ピルに関するよくあるご質問

ピルの服用で太るのですか?
A.いいえ。ピルの服用によって体重が増えることはありません。しかし、ピルの服用で生理周期が整い、人によっては生理前に起こる食欲増進などの症状を感じることがあります。
ピルの値段は通販で購入する方が安いですか?
A.ピルはインターネットなどの通販でも購入可能です。しかし、安い値段で販売されている海外製のピルなどは、偽物の可能性もあり注意が必要です。偽物のピルを服用した場合、希望する効果を感じられず、大変な副作用が生じる危険性もあります。ピルの服用を検討されている方は、しっかりとした医療機関で相談するようにしましょう。また、費用を抑えたい方には、ジェネリック医薬品のご用意もあります。お気軽に心斎橋駅前婦人科クリニックにご相談ください。
低用量ピル服用時は、妊娠しても気づかない場合がありますか?
A.正しく低用量ピルを服用しており、激しい下痢や嘔吐などの症状がなければ、避妊効果が継続していると考えられます。ただし、ピルを飲み忘れることが多い場合などは、休薬期間中(偽薬を内服中の期間)に出血があっても、妊娠の可能性が否定できません。また、ピルは避妊効果が100%というわけではないため、生理予定日から1〜2週間経過しても生理がこない場合は、心斎橋駅前婦人科クリニックにお気軽にご相談ください。
  • アフターピルについて

    アフターピルは、妊娠する可能性のある性交渉の後に服用することで、妊娠確率を大幅に減少させる効果が期待できます。避妊の失敗は誰にでも起こりうる事態です。早急にクリニックを受診し、正しくアフターピルを服用するようにしましょう。

  • 低用量ピルについて

    低用量ピルには、望まない妊娠を避けるという本来の効能の他にも、生理痛の軽減・PMS(月経前症候群)の緩和など、女性に嬉しい効果が期待できます。

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