婦人科で行う内診とは

Introduction

内診の痛みや出血が不安な方へ

はじめてご来院の方へ

婦人科検診や婦人科受診を検討するとき、"内診(ないしん)"への不安が頭をよぎる方は多いのではないでしょうか?内診は行うときの体勢も相まって、恥ずかしい、怖いといったネガティブなイメージを持つ方が非常に多くなっています。しかし、婦人科系疾患(しっかん)を正確に診断し把握するには、欠かせないものです。

そこでここでは、婦人科受診をためらっている方や不安に思う方も、安心して受診していただけるよう、内診の目的や意義、受ける際の注意点などについてくわしく解説します。あわせて、産婦人科との違いや、婦人科を受診するときの注意点などもご説明しているので、ぜひご参照ください。

内診について知ろう!

人間は知らないことを怖がる傾向があります。ですが、知ってしまえば、怖くなくなることも多いのです。内診は日常生活で経験することがないですし、デリケートなお話のためなかなか人に聞くこともありません。わからないことをなくし、内診への不安を解消していきましょう。

内診とは、婦人科で行われる診察の一つです。専用の内診台という椅子に座った状態で診察を受けます。この台は、リクライニングチェアに脚を支えるための脚台(あしだい)がついている構造になっており、患者さんはそこへ脚を乗せて座ります。内診台と医師・スタッフとの間には、カーテンによる仕切りがあるため、内診中に顔を合わせることはありません。もちろん診察室・内診室は鍵のかかる個室になっているので、プライバシーに配慮した空間作りがなされています。

初診時のお持ち物

婦人科の内診とは?

内診台で行う診察には、医師の目で見る視診(ししん)と、手による触診(しょくしん)とがあります。視診は、腟鏡(ちつきょう/クスコ)と呼ばれる専用の器具を挿入して、腟内部、子宮頚部(けいぶ/子宮の先端部分)などを見たり、腟分泌液(ぶんぴつえき/おりもの)の性状を観察したりします。

一方の触診は、指や手の触覚で、子宮の形や硬さ、卵巣の腫(は)れ、お腹の中の炎症(えんしょう)の状態などを確認します。また、経腟超音波(けいちつちょうおんぱ)検査、子宮がん検診(けんしん)としての細胞診(さいぼうしん)、微生物がいないかを調べる分泌液の検査なども同時に行うことがあります。内診は婦人科系の疾患を診察・診断する上で欠かすことのできない、非常に重要なものとして位置づけられています。心配なことやご不安なこと、疑問点がある場合には、遠慮なく医師または看護師にお申し出ください。

内診が怖い…という方もご安心ください

内診に恐怖心がある、痛みが不安という方に多いのが、診察時に身体の力が十分に抜けていない、緊張している状態であるということ。身体に力が入っていると、診療器具などを締め付けてしまうことから、余計な痛みを感じてしまうのです。内診台に座るときは椅子の奥ではなく、手前の方に腰かけて、特に下半身をリラックスさせて、力を抜いてください。こうすることで、スムーズに診察が進み、診察時間も短くて済みます。

診察時には、医師、看護師から適切にお声掛けするので、深呼吸をしたり、力を抜いたり、指示に従ってください。恐怖心が強い方には、特にお声掛けを増やすなどの配慮をしております。我慢せず、お気軽にお申し出ください。また、内診台と医師の間にカーテンの仕切りはありますが、見えないことが逆に不安という方もいらっしゃいます。そのようなときは、カーテンを開けての対応も可能ですのでお申し出ください。

内診時の痛みや不快感は、感じ方に個人差があり一概(いちがい)に言うことはできませんが、初めて経験した人の多くがおっしゃられるのが「思ったほどぜんぜん痛くなかった」「思ったよりあっという間に終わった」という感想です。深呼吸をして、リラックスできていれば、痛いと感じることはほぼありませんので、ご安心ください。

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診療時間 9:30~18:30 ※最終窓口受付 18:00

生理中でも大丈夫?
受診のタイミング

生理中に婦人科受診をしてもいいものか?とお悩みの方も多いようです。では、生理中でも大丈夫な診察と、生理中は避けたほうが良い診察についてご説明します。

生理中も受診可能な診察内容
  • ・低用量ピルの臨時処方
  • ・生理の異常(量が多い・色がおかしい・痛みが強いなど)
  • ・不正出血
  • ・腹痛
  • ・月経移動
  • ・ミレーナの装着 など
生理中は避けた方が良い診察内容
  • ・がん検診(子宮頚がん・子宮体がん)
  • ・おりものの異常
  • ・性感染症の各種検査
  • ・ブライダルチェック など

上記の検査は、生理期間中はさけた方が無難です。各種検診・検査は生理期間中ですと、正確な結果を得られない可能性が少しあるので、ご注意ください。

※上記に述べたことは絶対、ではありませんので、ご心配な方は念のため心斎橋駅前婦人科クリニックまでご連絡・ご相談ください。

受診・婦人科検診を
スムーズに進めるために

初診時のお持ち物

初診時のお持ち物

  • ・健康保険証
  • ・基礎体温表(お持ちの方)
  • ・紹介状(お持ちの方)
  • ・検査結果(お持ちの方)
  • ・お薬手帳(お持ちの方)

保険証は初診の際だけでなく、再診の場合でも月初めの診察時にはお持ちください。なお、ご事情により保険証を使用されたくない場合は、受付時にお申し出ください。(※その場合は、保険適用の診察・治療であっても10割負担となります)また、内診や検査のあと、わずかに出血する可能性も否定できません。この他にも、念のため生理用ナプキンをお持ちいただけると安心です。

婦人科受診に適した服装

婦人科受診に適した服装

婦人科を受診するとき、どんな服装が良いのか、迷ってしまったことはありませんか?

基本的にどんな服装でも構いません。パンツでもスカートでも大丈夫です。ですが、脱ぎ着しやすい服装をおすすめします。内診の際は、ショーツ・ストッキング等を脱いで椅子に座っていただくため、脱ぎ着しやすいお洋服の方がスムーズです。スカートは履いたまま椅子にお座りいただけますが、シワになるのが嫌という方は、スカートも脱いだ方がシワになりにくくなります。また、採血や注射などがある場合は、腕をお出しいただく可能性があるため、袖をまくりやすいトップスが無難です。

ご予約について

心斎橋駅前婦人科クリニックは、原則予約制です。ご来院の前に、お電話またはWEB予約にてご予約をお願いいたします。万が一、アフターピルの処方などお急ぎで診察を希望される方は、一度お電話でご相談ください。

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婦人科とは?

婦人科は、月経・妊娠に関するお悩みから、子宮筋腫・子宮がんなどの子宮や卵巣の疾患、思春期から老年期の女性特有の病気や症状まで、全てを取り扱う診療科です。

婦人科と産婦人科の違いについて

産科は、妊娠から出産をする女性の検査や治療を行う診療科となっており、産婦人科は産科と婦人科の両方を兼ねています。産科は出産をする妊婦さんや出産後の褥婦(じょくふ)さんの検査や治療を行うことがメインで、婦人科はそれ以外の女性特有の症状や病気を診察しているところというとわかりやすいかもしれません。月経のお悩み、PMSやPMDD、子宮・卵巣の疾患、性感染症、避妊、更年期障害、月経移動などは、婦人科がメインで行っている診療内容になります。

当クリニックの診療内容について

心斎橋駅前婦人科クリニックでは、妊娠12週未満の初期中絶手術と下記の診療を行っています。

  • ・妊娠検査
  • ・低用量ピルの処方と定期検診
  • ・アフターピルの処方
  • ・ミレーナの装着と定期検診
  • ・おりものの異常
  • ・生理不順や生理に関する各種症状
  • ・生理前症候群(PMS)
  • ・月経移動
  • ・不正出血
  • ・婦人科検診
  • ・ブライダルチェック
  • ・予防接種(麻しん・風しん・子宮頚がん・おたふくかぜ)
  • ・各種性病検査と治療 など

幅広い女性特有のお悩み、症状・疾患を取り扱っております。上記以外でも女性特有のお悩み、症状がある場合には、心斎橋駅前婦人科クリニックにご相談ください。診察が可能なケースがあります。当クリニックは原則、予約制となっておりますので、初期中絶をご希望の患者さんはなるべくお早めに、ご連絡・ご相談ください。

婦人科受診を悩まれている方へ

婦人科受診を悩まれている方へ

心斎橋駅前婦人科クリニックは、女性のためのレディースクリニックです。どんなに小さなことでも、何か気になる症状やお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。

受診をためらわれている方の中には、「内診が不安……」という方もいらっしゃいます。内診は診察時に必ず行うわけではありませんが、何か症状があるときには、子宮や卵巣に異常がないかどうかを確認する目的で行う重要な診察です。ご不安な方には、医師や看護師によるお声がけを増やすといった、サポートをさせていただきますので、お気軽にお申し出ください。

婦人科疾患は早期発見が重要!

婦人科受診は少し恥ずかしい、不安と思う方が多くなっています。しかし、婦人科疾患は早期発見が重要なことが多く、受診をためらっていると早期発見を逃してしまうこともあるのです。心斎橋駅前婦人科クリニックでは、患者さんのプライバシーに配慮した環境の中、医師を始めスタッフ一同一丸となって、より良い医療をご提供できるよう努めております。

女性特有の症状・お悩みのある患者さんは、当クリニックまでお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

受診の際に保険証は必ず必要ですか?
A.いいえ、そんなことはございません。心斎橋駅前婦人科クリニックでは、さまざまなご事情のある患者さんのために、保険適用をしない自費診療の診察も承っております。「家族にバレたくない」「誰にも知られたくない」などで、お悩みの方も安心して診察が受けられます。(※その場合、保険適用の診察・治療であっても10割負担となります)
なにか症状があるときは受診した方がいいですか?
A.はい。なにか症状がある場合は、お早めに受診してください。生理の出血量が多い、おりものがいつもと違うなど、なにか気になる症状がある場合は、なるべくお早めに受診するようにしてください。婦人科疾患は早期発見・早期治療によって症状が軽く済んだり、早く治る可能性が高まったりします。なんらかの症状に気づかれた場合は、心斎橋駅前婦人科クリニックにお気軽にご相談ください。
性行為後に出血がありました。婦人科へ行くべきですか?
A.はい。性行為後の出血は、性感染症や婦人科系の疾患の自覚症状として挙げられる症状です。出血に気づかれた場合は、なるべく早く心斎橋駅前婦人科クリニックを受診するようにしてください。

News

お知らせ

  • 2024/10/31

    休診曜日は火曜です。 臨時休診は11月21日・12月30日・12月31日・12月19日・1月1日・1月2日・1月3日です。 ※しばらくの間、火曜日は休診いたします。(お電話は承ります)

  • 2024/4/1

    現在MRワクチンは入手困難なため、スムーズにご案内出来かねる場合があります。ご希望の方は、お問合せください。

  • 2023/1/5

    お急ぎの方はお電話にてご予約をお願いします。