いつ使う?妊娠検査薬とは

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妊娠検査薬とは

妊娠検査薬とは

妊娠検査薬は、尿の中に含まれている妊娠初期に分泌されるホルモンのhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン/ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)の濃度を調べることで、妊娠しているかの判定を行える試薬のことです。hCGは、女性の体内にだけ存在しており、子宮内膜に受精卵が着床することで分泌されます。

  • ・生理予定日を過ぎたのに生理が来ない
  • ・悪阻(つわり)のような症状がある
  • ・生理とは違った少量の出血がある

上記のような妊娠の兆候(サイン)があったり、妊娠したかも?と思ったときは、まずは妊娠検査薬を試してみてください

妊娠検査薬はいつ使うべき?

生理予定日に生理がこないときなど、妊娠の可能性があるときは、少しでも早く妊娠したかどうかが知りたくなって妊娠検査薬を使用されるかもしれません。しかし、妊娠初期のhCGの分泌量は妊娠4週目あたりから妊娠検査薬で感知できる量(ほとんどの妊娠検査薬では50mlU/mL)になるため、生理予定日から1週間ほど経たないと正確な検査結果が得られません

どうしても最速で検査をしたい場合には「早期妊娠検査薬」と呼ばれる、hCGの濃度が25mlU/mLでも反応する妊娠検査薬を使用することをおすすめします。早期妊娠検査薬の場合は、生理予定日当日から検査可能です。ただし、hCGの分泌される量には個人差がありますので、妊娠検査薬で検査するだけではなく、必ず医療機関で「妊娠の確定診断」を受けるようにしてください。

妊娠検査薬の使い方について

妊娠検査薬の使い方について

一般的な妊娠検査薬のやり方は、妊娠検査スティックの先端部分に尿をかけ、判定窓に検査結果が表示されるのを待ちます。ほとんどの場合、判定部分・終了部分の両方に線が表示されれば「陽性(妊娠している)」となり、判定部分に線が現れず終了部分に線が現れるときは「陰性(妊娠していない)」となります。ただし、妊娠検査薬によっては、表示される線や文言などが異なるため、必ず使用方法をご確認の上ご使用ください。

ごくまれにですが、終了部分に線が入らない、線が現れず反応がない、判定窓にうっすら陽性のような薄い線がつくことがあります。そのような場合には、再検査をするようにしてください。

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妊娠検査薬の精度と確率

妊娠検査薬は、正しい時期に正しく使用することで、99%の信憑性があると考えられています。ただし、妊娠検査薬で陽性が出たからといって、正常妊娠しているとは限りません。陽性が出たら、できるだけ早くクリニックを受診し、正常妊娠であるか確認しましょう。

正常妊娠以外で陽性になる場合
  • ・子宮外妊娠(異所性妊娠)
  • ・近い日程で排卵誘発剤を使用
  • ・胞状奇胎
  • ・閉経期
  • ・hCG産生腫瘍

妊娠検査薬使用時の
注意点と誤判定の可能性

  • ・「フライング検査(推奨されている使用時期よりも早い段階での検査)」をすると、結果が正しく表示されない場合があり、陽性であっても陰性表示になることがあります。妊娠検査薬の使用方法や使用時期をよく確認し、正しい使用方法・時期にご使用ください。
  • ・不妊治療をされている方で、hCGが含まれた排卵誘発剤を使用されている場合は、妊娠していなくても陽性反応が出る可能性があります。正確な妊娠の確認のためには、心斎橋駅前婦人科クリニックを受診してください。
  • ・妊娠検査薬は、使用するタイミングが早すぎたり、飲み物をたくさん飲んで尿が薄くなったりしている場合、本来は陽性であっても、陰性が出る可能性があります。
  • ・双子などの多胎児を妊娠中の場合、hCGの分泌量が多くなり、妊娠検査薬で陰性が出てしまうことがあります。陰性が表示されても、体調がいつもと違ったり、違和感を覚えたりしている場合には、すぐに当クリニックを受診するようにしてください。
  • ・妊娠検査薬で陰性が出ても生理がこない場合には、妊娠検査薬を正しく使用できておらず、本当は妊娠しているといったケースがあります。または、生理不順の可能性も考えられます。いずれにしても、早めに心斎橋駅前婦人科クリニックを受診しましょう。

妊娠検査薬のよくあるご質問

妊娠検査薬はいつ使用するのが望ましいですか?
A.妊娠検査薬は、基本的に生理予定日の1週間後から使用できます。検査するのが早すぎると、hCGの分泌量が少なく、正確な検査ができません。必ず正しい使用時期を守って検査を行いましょう。
生理予定日に検査をして陽性の場合、妊娠していますか?
A.妊娠検査薬を使用し、陽性反応が出た場合には、妊娠している可能性が高いです。ただし、正常妊娠かどうかを確認するためにも、必ず心斎橋駅前婦人科クリニックを受診し、妊娠の「確定診断」を受けるようにしてください。
妊娠検査薬の値段はいくらですか?
A.妊娠検査薬は、薬局・ドラッグストアなどで購入することができます。値段は一概にはお答えできませんが、500円〜1,000円程度のものがほとんどです。(当クリニックでは妊娠検査薬の販売は行っておりません。)
妊娠検査薬の判定部分にうっすら線が出る場合は妊娠していますか?
A.妊娠検査薬に線が表示される場合は、陽性の確率が高いです。ただし、ご使用されている妊娠検査薬の判定例を確認し、示されている線の濃さよりも薄い場合は、正しく使用できていない可能性があります。その場合には、再度ほかの妊娠検査薬で検査を行いましょう。また、検査直後には線が出ておらず、時間をおいてからうっすらと線が出た場合には、蒸発線の可能性があります。蒸発線は、水分が蒸発する際に、尿の成分が線状に残ったもので、妊娠ではありません。いずれにせよ、念の為再検査を行うといいでしょう。
妊娠検査薬には誤判定の可能性はありますか?
A.妊娠検査薬は、使用時期や使用方法が正しければ、99%の確率で妊娠の判定ができるとされています。ただし、ストレスやホルモンバランスの乱れなどが原因で、妊娠していなくてもhCGが少量分泌されることがあります。妊娠検査薬は、このような微量な妊娠ホルモンにも反応するため、ごく稀に「偽陽性」を示す場合があります。そのため、妊娠を確定するためには、必ず医師による診断を受けるようにしてください。心斎橋駅前婦人科クリニックでは、超音波検査や内診などによって、妊娠を診断いたします。

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