妊娠週数によって
異なる中絶方法
人工妊娠中絶手術は、妊娠週数によって2つの手術に分けられます。妊娠12週未満(11週6日まで)に受けられる「初期中絶手術」と、妊娠12〜22週未満(21週6日まで)に受けられる「中期中絶」です。中絶手術は、いかなる理由があったとしても、妊娠21週6日を過ぎた場合は受けることができません。これは、「母体保護法」と呼ばれる日本の法律によって定められています。
心斎橋駅前婦人科クリニックでは、患者さんのからだへの負担が比較的少ない、初期中絶手術を承っております。妊娠12週を超えた中期中絶は、「分娩」による中絶となり、自治体に「死産届」を出す必要があり、埋葬・火葬の手続きなど、お身体だけでなく、精神的にも負担が大きくなってしまいます。そのため、中絶手術を受けるか迷っている方も、できるだけ早く医療機関を受診し、妊娠週数の確認だけでもするようにしてください。当クリニックでは、患者さんがどんな選択をされても、しっかりとサポートさせていただきます。お一人で悩まれている方は、ぜひ一度ご相談にいらしてください。
初期中絶手術 | 中期中絶 | |
---|---|---|
対応できる週数 | 12週未満(11週6日まで) | 12週以降22週未満(21週6日まで) |
手術方法 | 吸引法またはソウハ法 (※日帰りの手術) |
分娩(※入院が必要) |
初期中絶手術
対応できる週数 | 12週未満(11週6日まで) |
---|---|
手術方法 | 吸引法またはソウハ法 (※日帰りの手術) |
中期中絶
対応できる週数 | 12週以降22週未満(21週6日まで) |
---|---|
手術方法 | 分娩(※入院が必要) |
妊娠週数を計算する方法
中絶手術を受けられる場合、妊娠週数を把握することが非常に重要です。妊娠週数は「最後に生理が来た日から計算する方法」と「超音波診断(エコー検査)」で確認できます。
最後に生理が来た日から計算 | WHO(世界保健機関)が定める、妊娠期間の定義に基づき、最後の生理開始日を「妊娠0週0日」として、1週を7日とする数え方が、最終月経日から妊娠週数を確認する方法です。妊娠40週0日が出産予定日となります。初期中絶手術は、妊娠12週未満(11週6日まで)まで受けることができ、これはおおよそ妊娠3ヵ月ごろにあたります。また、中期中絶が受けられる妊娠22週未満(21週6日まで)は、おおよそ妊娠6ヵ月となります。なお、最終月経日がわからず妊娠週数が不明の場合は、ご自身の体感よりも妊娠週数が経過している場合があるため、お早めに医療機関を受診し、超音波診断(エコー検査)を受けるようにしてください。 |
---|---|
超音波診断(エコー検査) | 子宮の超音波検査では、CRLを調べて妊娠週数を確認します。CRLは、Crown(頭の先)Rump(おしり)Length(長さ)の頭文字をとったもので、胎児の頭の先からおしりまでの長さを指します。胎児頭殿長とも呼ばれます。CRLの測定によって、出産予定日を割り出すことも可能です。最終月経日から計算するより、正確で確実な妊娠週数がわかるとされています。 |
News
お知らせ
-
2024/10/31
休診曜日は火曜です。 臨時休診は11月21日・12月30日・12月31日・12月19日・1月1日・1月2日・1月3日です。 ※しばらくの間、火曜日は休診いたします。(お電話は承ります)
-
2024/4/1
現在MRワクチンは入手困難なため、スムーズにご案内出来かねる場合があります。ご希望の方は、お問合せください。
-
2023/1/5
お急ぎの方はお電話にてご予約をお願いします。